初代会長のことば

バレー部OBOG会の発起人を務めました立高20期の岡 正道と申します。

若い世代の方々には接点がないと思いますが、我々前後世代が技術指導のみならず合宿の都度缶詰の差し入れをしてくださった12期宮崎さん又寿司の差し入れをされた同じく12期の小澤さんという求心力のある二人の先輩が他界されたこともあり当会は休眠状態でした。故人となられた小澤先輩が現役の指導をされていたころはご実家の寿司屋入船で毎年新年会が開催されていました。私も何回か参加しました。私は社会人となり旧大東京火災海上保険㈱に入社そこでは18期キャプテンの土持さんと一緒にバレーボールを続けていましたが、地方転勤もしたため部活もOB会も遠ざかることとなりました。

​昨年(平成29年)3月に23区紫芳会支部の発足パーティに参加、18期の野球部OBの宮嵜先輩に「バレー部も君が中心になって再開してはどうか?」と提案されたり、6月の紫芳会会員大会では21期の紫芳会広報委員の佐藤城さんから「体育会部活で取材が済んでいないのは卓球部とバレー部だけですよ、今度取材させて貰えませんか?」と依頼されたりで自分が発起人となり再発足を決意した次第です。​

32期まで記入された古いバレー部OBOG会名簿しか手元に残っていなかったため、部員把握のため、紫芳会に部活資料が残っていないか?各期の名簿委員の方々にも部員紹介をお願いしようと思い立ち、昨年夏場から情報収集を始めました。かなり時間を費やしましたが、紫芳会事務局長野口さまからは部活アンケートを実施した時期の情報を、紫芳会組織担当濱中理事さまには名簿委員への協力要請を戴き、又33期以降の各期名簿委員の方々、又OBOGの方々の部員紹介のおかげでバレー部OBOGは総数600名前後と推定され、その内約8割程度の方々は紫芳会名簿も参照し居所も把握することが出来ました。

​居所が把握できた430名の部員の方々には全員に先のアンケートを返信封筒を入れて実施しました。返信は124通、入会賛同者は75名49名は不参加と回答が少なく、中断していたことへのハンディキャップは大きいと思いましたが、不参加者の方からも「自分は体力的には無理だが再発足は嬉しい」「言い出してくれて有り難う」「カンパだけでも送ります」などの声も多数戴きました。いち早く会が再発足したことを広く紫芳会の会報誌などで知らせて入会を促すことも必要と考え、寒い時期、現役の方々には移動の時期かもしれない多忙期でもありますが、2月最終日曜日に開催させて戴くことといたしました。​

体育会他部のOB会との比較では現役とOBとの交流試合が毎年行われていることがあります。身体の軸が地面・床についたままのテニス・卓球・野球はスピードの違いはあってもテクニックで一定カバーできるスポーツで少しはジャンプも必要なサッカーやバスケットではジャンプしなくても得点可能です。その点バレーボールはストップの上から高い打点で打ったり、クイックも早い動きと耐空力が必要でサーブ以外は跳躍力、瞬発力、腹筋力が要求され一定の身体能力は若い年代でないと維持できず永く現役との交流を続ける無理もOB会の阻害要因となっています。OBOGとも今はどの運動部も避けているうさぎ跳びや跳躍力を鍛えるあまり膝・腰・股の股関節や頸椎軟骨の摩耗などの損傷に悩む方々も一定数おられるようで歩行困難などの理由で当会に参加できない方もおられます。他の部活以上に科学的・合理的な練習方法が現役には必要と考えています。のちほど皆さんから効果的な体力筋力強化方法にもご助言賜りたいと思います。

​体育会他部は部活とは別にゴルフの会など他の活動も活発に行われているようです。アンケートの中で25期栗原道子さんからは、バレーボールは無理だけど歌なら歌えます、毎年紫芳会後援の玲瓏祭に部員数名で参加しています、のお便りもあり今後の活動の参考にしたいと思います。アンケートの中のコメントを読みますと、年に一回程度は集まっておられる期もある反面卒業後全く集まっておられない期もあるようです。この集まりが同期の方々との旧交を温める場にもなればとも考えております。

当初「立川排友会」を本会の名前に考えておりましたが、友を排することになるとのご指摘や府立二中の先輩はおられないこと、若い世代には排球が馴染めないのご意見を頂戴したので、「立高バレー部OBOG会」にしたいと思います。

白球を追いかけ男子は中大付属高校、女子は八王子実践高校レベルを超えるため全国大会の高校や大学、果ては社会人の国際大会レベルを目標に、身体能力の向上と技術・技の習得に明け暮れ、進学校ならではの限られた時間の中で夢を追いかけた選手、又、夢のサポートをされたマネージャーさん等々、バレーボールという共通の部活経験を世代を超えて熱く語り合う場があっても良いのではとの思いで本会を企画しました。

会費も案内や振り込み用紙の事務手間などの問題もあり、当面は連絡用の通信費のみを事前振込案内を行い1000円前後にてご負担して戴くように考えています。組織は発起人が20期なので会長・副会長などは20期が務め、世代感のコミュニケーションを良くするためできるだけ多くの幹事を本当は各期にお願いしたいところですが、立ち上げ時は、5~10期程度ごとにはお願いしたいと考えています。​

会の運営や規約作りには、20期同期で野球部現役の監督を今でも努める安田さん、来年(平成30年)6・24(日)開催予定の紫芳会会員大会実行委員長のバスケット部の山田さん、子供のいじめ問題など必ず相談がある「子供の人権」第一人者で早稲田大学教授、テニス部の喜多さん水泳部OBで一橋大学ボート部の現役監督でマスターズボート大会で金メダル獲得の秋山さんなど体育会他部のOBOG会の規約や運営模様をお聞きしており、規約・個人情報保護原則なども準備しました。運営も、最初から高望みせず我々にもできる範囲のことを企画し皆さんのご協力を得乍ら楽しい会にしたいと考えています。

​現役支援も他部の活動を参考にすることと、現在バレー部顧問の加藤先生、現役生からヒアリングしましたので後ほどご報告申し上げるつもりです。自分は廣島生まれですが、郷里の偉人毛利元就公の三本の矢はあまりにも有名な言葉

ですが、もう一つ残された有名な言葉があります。それは「百万一心、百代一心」という言葉です。理念理想が高ければ高いほど、志が高いほど人の力、集団の力は例え少ない人数でスタートしてもいつしかその力は百万人ほどの力となり又百代まで栄えることができるという教えです。お手元の現役生徒の報告資料の裏面に自分の座右の銘を添付しました。この青春という詩は、アメリカのサミュエル・ウイルソンという牧師さんが書かれたものですが、京セラの稲盛さん、松下幸之助さん、もと首相の池田勇人さんなど政財界の著名人もこの言葉・詩を座右の銘にされています。是非皆様も参考になさってください。

​年齢ではなく精神はいつまでも青春で頑張って行きたいと思いますので本日ご参会の皆様の絶大なるご協力をお願い申し上げます。

『青春の歌』春

青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
優れた想像力、逞しき意志、燃ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、
安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や、狐疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月
の如く人を老いさせ、精氣ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
年は七十であろうと、十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く、「驚異えの愛慕心」空にひらめく星辰、その輝きにも似たる
事物や思想に対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く
求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く失望と共に老い朽ちる。
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇氣と壮大偉力との
霊感を受ける限り人の若さは失われない
これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、
皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ
人は全くに老いて神の憐みを乞うる他はなくなる。

入会されたOBOG各位殿

推定で600名前後のOBOGがおられ、400名程度のOBOGの方々が把握できています。しかし、まだまだ入会された方々もご連絡戴いた方々も少ないのが現状です。

​紫芳会事務局にもお願いして立高バレー部OBOG会を立ち上げたこと、入会促進をしていることを会報誌等でPR予定です。

<皆さまへお願い>

同期の男女部員現役時代の前後の部員の方々で連絡の取れる方々を小職までご連絡くださるようお願い申し上げます。

(特に、33期・34期・36期・37期・38期・39期・40期女子・49期男子・58期・59期・60期・61期・62期・63期・64期の部員の方々が不明です。)

 平成30年5月吉日 会長 岡 正道

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